『カレー』 | ||||
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俺の名前はヤマシタ。 「カレー」なるものを求めて放浪の旅を続けている。 果たして「カレー」とは一体なんなのか・・・ 15年前、俺はとある老人に拾われた。 いわゆる孤児だったのだ。 拾われて以来、俺はその老人に育てられた。 しかし俺は成長するにつれ、自分の「孤児」という境遇を知ることになった。 自分の両親はいったいだれなのか。 そして生まれ故郷は・・・ そういった悩みを持って生きていくうちに 老人からこんなことを言われた。 老人 「古来から『カレー』なるものを食したものは全ての悩みが解決すると言う。 おまえもその『カレー』なるものを探してみるがいい。 そう教えられて俺は旅立つことにしたのだ。 しかし行けども行けども『カレー』は見つからない。 いったい『カレー』はどこに・・・ 10日も旅を続けただろうか。 とある大きな町にたどり着いた。 ふと街中を見てみるとおかしな格好をした男がいる。 今は少しでも情報が欲しい。 俺はその男に『カレー』というものを知らないか、聞いてみた。 ヤマシタ 「ちょっとたずねるがおぬしは『カレー』というものを知っているか?」 男 「華麗?華麗なダンスを身に着けたいのなら私についてくるがいい!」 俺は直感で、「この男についていけば『カレー』にたどり着ける」 と思い、男についていった。 それからすさまじい修行の日々が始まった。 来る日も来る日もタップダンスを繰り返す日々。 男 「だめだだめだ!そんなことじゃあ今度の大会で優勝できないぞ!」 ヤマシタ 「す、すいません!コーチ!!」 そんな血のにじむような特訓を重ねていった。 そしてそれから2年もたったであろうか。 俺はタップダンスをマスターすることが出来た。 男 「やったじゃないか!やはりやれば出来る男だよ!おまえは!」 ヤマシタ 「いや!コーチの指導のおかげです!」 俺は達成感につつまれていた。 これで『カレー』に一歩でも近づけたかもしれない。 そう感じたのであった。 男 「それじゃあ飯でも食いに行くか!いつものようにCoCo壱番屋でどうだ? ヤマシタ 「いいっすねぇ!俺、あの辛さがたまんないんすよ!」 ・・・・・ 俺の『カレー』を求める旅はまだまだ終わらない。 | ||||