三人のレスラー
少し昔のお話です。
これは、とてもとても可哀想な、三人のレスラーの物語。
宜しければ聞いて下さい。
当時、日本はアメリカと戦争していました。
しかし、この時も後楽園ホールは超満員でした。
観客は好きなレスラーを応援し、レスラーはその期待に答えるファイトを展開し
てい
ました。
しかし戦時中の食糧難の時代です。大飯食らいのレスラーたちは軍部の命令で引
退させられることになりました。
プロレス会社の会長はとてもいやがりましたが、軍部の命令では仕方ありません
。
選手一人一人を説得する事にしました。
ジャッカル西口やガラパゴス田中。そしてニトロ橋本でさえも引退したの
で
す。
そして、残った三人のレスラー。
ロドリゲス近藤・スパイス吉田・ゴージャス山田の番になりました。
まず会長はロドリゲス近藤を説得しようと会長室に呼びました。
「頼むよロドリゲス・・・。軍部の命令なんだ」
「会長だろうが軍部だろうが関係ありません。自分は一生現役ッス!」
ロドリゲス近藤は聞き入れそうにありません。こうなれば仕方ありません
。
会長は毒入りのリンゴを食べさせる事にしました。
「頼むよロドリゲス・・・。毒入りリンゴ食ってくれよ」
「自分はまだまだ死にたく無いッス!」
賢いロドリゲス近藤は毒入りリンゴを食べる事はありませんでした。
そこで、会長は体に直接毒を入れることにしました。
「頼むよロドリゲス・・・。毒の注射を打たせてくれよ」
「イヤですよ!何するんですかっ!」
会長は逆ギレしました。「そんなことなら、もうメシ抜きだっ!」
3日・・・5日・・・。ロドリゲスはだんだんと痩せ細ってきました。
そして10日を過ぎた頃、とうとう力尽きたのです。
「会長。自分はもう引退するッス」
「そうか。で、引退後はどうするんだ?」
「ホームページを作ろうと思いまス」
「ホームページ?」
「そうです! で、そこに広告を貼って、それで生活するッス!」
ロドリゲス近藤は、最後に痛い言葉を吐いて引退してゆきました。
さて、あと二人です。会長は道場に向かいました。今日は二人が合同練習をする
日
だったからです。
会長が道場に着くと、スパイス吉田はスクワットをしていました。ゴージャス山
田は
ベンチプレスです。凄い汗でした。
二人とも、来るべき試合に備えて練習に余念がありません。もう試合なんて無い
とい
う
のに・・・。
「お前たち。ちょっと聞いてくれ」
会長は淡々と説得を開始しました。
『三
人の
レスラー(前編)』完
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読者 「続くのかよっ!」
筆
者 「短くできなかったんだよ」
読者 「卑怯な手を。どうせ理由なんてテキイチで勝つ為・・・。ウググ
グ!」
筆者 「余計なことは言わんでもいい」
読者 「ところで、これって 『かわいそうなぞう』 のパクリ・・・。
ウグ
ググ!」
筆者 「余計なことは言わんでもいい」
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